ポルトガル旅行記

ポルトガル旅行4日目

ポルトガル旅行4日目:メモリア礼拝堂

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メモリア礼拝堂
メモリア礼拝堂
 教会の前に広がる広場の端っこ、崖に面したところにメモリア礼拝堂があった。この場所が聖母マリアの奇跡が起こったところなのだという。それは1182年のある霧の濃い朝のことであった。城主が馬に乗って狩をしていたそうな。獲物の鹿を追いかけシティオの断崖絶壁の端まで行ったところ、突然鹿は姿を消したのだ!馬は後ろ足で踏ん張っていたものの、前足部分の下には恐ろしいことに、大西洋がぱっくりと口を開けていたそうな(ひえ〜)。その時、突然聖母マリアが姿を現し、馬は奇跡的に後戻りでき、城主は九死に一生を得たそうな。このご加護に感謝して、彼はここに礼拝堂を建てた。それがこのメモリア礼拝堂である。

 礼拝堂の中には、キリスト像とマリア像があるそうだ。小さな窓からは断崖絶壁の下の海まで見えるらしい。ガイドブックによると、この礼拝堂はいつも参拝者が絶えないと書いてあった。私たちがここに来た時、観光客らしき人はほとんど見かけなかった。いるのは地元のおじさんと思われる人がちらほらとだけ。なんとなく好奇心でこの小さなメモリア礼拝堂に入っていくのは気が引けたので、私たちは外からしか見なかった。中の小さな窓からの景色も見てみたかったので、後でちょっと後悔はしたが・・・。

 そして、この広場から見る景色は最高のものだった!

シティオ地区の広場から眺めた景色
シティオ地区の広場から眺めた景色
 絶壁の端はちょっとした壁(かなり低い)になっており、その壁には座って休めるように椅子みたいなものがついている。そこに座って景色を眺められる、という配慮だろう。しかし、その下には切り立った崖、さらに大西洋がはるか下に見える。せっかくの配慮だが、ゆっくりそこに座って眺める、などという気分にはならなかった。だって、ここで大地震が来て大揺れしたら、まっさかさまに海に落ちてしまうのではないかと思ったからだ。地元のおじさんとかは、ゆっくりそこに座ってボーっとしている人もいたので、高所恐怖症でない人なら大丈夫なのだろう。

美しい砂浜
美しい砂浜
美しい海
美しい海


ナザレの町と大西洋
ナザレの町と大西洋
 それにしても、そこから眺めた大西洋、白い砂浜、その奥に広がるナザレのかわいらしい町並みは本当に絵のように美しかった。あまりにも絵になっていたので、自分が実際にその場所に立って見ているとは信じられないくらいであった。この景色を見るだけでも、ナザレに来る価値は十分あると思った。しかも、季節はずれだったので、沢山の人に邪魔されるなどということもなく、好きなだけゆっくりと、写真なども好きなように撮りながら景色を楽しむことができた。シーズンオフに来る素晴らしさを堪能したのであった。

 広場には、お土産売り場もいくつもあった。こんな季節外れの観光客のほとんどいない時期なのにも関わらず、広場のお土産売り場はみんな営業していた。しかし、お客は全くいなかった。こんなんで営業していけるのか心配になるほどだった。

 ナザレは、前にも書いたが漁師のセーターで有名なのである。手編みっぽいセーターやストール類などが沢山売っていた。私もリスボンでポンチョのようなストールを買って着てきたが、ここでも同じ様なものが沢山売っていた。種類はもっと増えていた。私がリスボンで買ったものより、こっちのほうが値段が安いと思われたので、悔しいから値段は見ないようにした。

 一軒のお土産売り場で、とても素敵な白い手編みのカーディガンがあった。しっかりとした創りでデザインもとてもかわいいにもかかわらず、30ユーロ(4320円)という安さだった。日本で買ったら確実に数万円はするだろうと思われるものだ。みーちゃんはこれにいたく惚れ、かなり迷ったあげくこれを購入。実際着てみても本当に素敵なカーディガンだった。

みーちゃんが買ったセーター
みーちゃんが買ったカーディガン

 実はこのカーディガン、ミーちゃんは着て帰ったのだが、帰りの飛行機の中で、スチュワーデスさんに「失礼ですが、このカーディガンはどこでお買い求めになったのですか?とても素敵ですね。お店を教えてください」と言われたほどなのだ。スチュワーデスさんにも惚れられるほどのカーディガンだ。ナザレのセーターはおすすめである。

 さて、広場で景色を見たりお土産を見たり少しゆっくりした後、その広場からもっと先の方までいける道があることに気がついた。断崖絶壁の海に突き出した端の端までいけるらしい。あまり広くない静かそうな道が続いていたので、危険でなさそうなところまで行ってみることにした。

もっと岬へ!
もっと岬へ!
ここにも風車が
ここにも風車が
 歩き出すと、道は周りが緑のなだらかな丘のようなところになっていった。天気はとても良く、目の前は大西洋の美しい海である。恰好の散歩道だった。左側は断崖絶壁になっているが、右側はなだらかな丘で、その先は海岸と樹海のような森が広がっていた。そこにはまた風車のようなものが、いくつも立っている。左側と右側はまるで地形が違っているのである。とても不思議な気がした。

 細くて寂しい道だと思って歩いていたが、やはり景色が美しいからだろうか。車で岬の先に行く人も多く、車やバイクとよくすれ違った。まったくひと気がないというわけではなかったので、危険な雰囲気でもなかった。明るい太陽の陽射しと澄んだ空気、目の前に広がる大西洋に向かって歩いていると、とても良い気分になった。ナザレに来てからずっと幸福感で満ちているような気がする。ナザレの町自体が、きっと良い気で満ちているのだろう。そんな気がした。

 しばらく歩いていくと、とうとう断崖絶壁の突端まで到着した。

岬の突端のサン・ミゲル要塞
岬の突端のサン・ミゲル要塞

 そこには灯台みたいな建物があり、岬の端っこに来たという感じを醸し出していた。その周りはちょっとした広さはあるが、切り立った崖で真下は波の打ちつける大西洋だ。なのに、ガードレールのようなものは一切ない。端のほうまで行くと、かなり足がすくんだ。

 ここまで車で来る人がけっこう多かった。ここまで来るのに、ちょっと下り坂になっている。雨の日などにちょっとスピードを出したら、崖下の海にダイブしそうで、考えただけでもぞお〜っとしてきた。しかも、よくよくみたら、崖のぎりぎりのところまで車かバイクのタイヤの跡がけっこうあるのである!!命知らずの若者が、チキンレースでも繰り広げるのであろうか。そのタイヤの跡を見ただけで、背中に寒気が走る私たちであった。


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