ポルトガル旅行記

ポルトガル旅行3日目

ポルトガル旅行3日目:スリル満点のドライブでロカ岬へ

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ロカ岬行きのバス
ロカ岬行きのバス
 そして、ほぼ時間通りに目の前のバス停にバスが来た。運転手の黒人のおじさんは、無愛想だったが、それほど感じの悪い人ではなかった。値段を聞くと、片道3.05ユーロだという。シーズンオフだったからか、バスにはほとんどお客はいなかった。私たちの他は、いかにも地元の人といった感じの人だけ。きっとこんな季節に、ロカ岬に行く人なんて、ほとんどいないのだろう。

 バスは、時々小さな町を通り抜けるものの、田舎道をひたすら進む。道はあまり広くなく、山の多い地形のため、くねくねしているところが多い。その道を、運転手のおじさんは荒々しくすっ飛ばして行った。しかも、途中でお客さんが乗ってくると、坂道をくねくね運転しながら、お金を受け取ってお釣りを渡したりしている。「おいおい、大丈夫か?!」と心配になった。しかも、雨降りの天気で、道はとても滑りやすそうだ。カーブの多い下り坂を走っている時は、このまま道の下へダイブするのではないかと生きた心地がしなかった。

バスから見た景色
バスから見た景色

 約40分間のスリル満点のドライブをし、無事に終点のロカ岬までたどり着くことができた。前回ロカ岬に来た時は、夏だったにもかかわらず、雨と風が吹きすさぶ、荒涼とした印象の場所だった。しかし、今回着いた時は、とても天気が良く、遠い記憶の中の寂しいロカ岬ではなく、明るく緑の丘が輝いているロカ岬であり、ちょっと拍子抜けするくらいであった。でも、緑の丘とその向こうに輝く大西洋、岬の先に建っている十字架の白い石碑がとても美しい景色となっていた。

美しい大西洋
美しい大西洋
岬に建つ石碑
岬に建つ石碑

 バスは、インフォメーションの建物の前に着く。そのインフォメーションの建物も、白くて小さいかわいらしい建物で、ロカ岬の美しい景観に溶け込んでいる。

ロカ岬のインフォメーション建物
ロカ岬のインフォメーション建物
インフォメーション内部
インフォメーション内部

 インフォメーションの中も、まるで誰かの家の応接間かと思うような、素敵なソファーが置いてあって、温かい雰囲気を醸し出していた。

 このオフィスで、“最西端到達証明書”というものをもらえる。もちろん有料だが。申し込み用紙に、自分の名前と日付を書くと、それを証明書に変わった文字で書き込んでくれ、ロウ印を押してくれるのだ。証明書には2種類あり、A4版のものなら5ユーロ、A3版の見開きサイズになっているちょっと豪華なものは、10ユーロだ。私たちは5ユーロのほうにした。

 証明書の裏には、数カ国の言葉で、以下のようなことが書かれていた。『ポルトガル国シントラにあるロカ岬に到達されたことを証明します。ここは、ヨーロッパ大陸の最西端に位置し、「陸尽き、海はじまる」と詠われ、新世界を求め、未知の海へとカラベラ船を繰り出した航海者たちの信仰心と冒険魂が、今に尚、脈打つところです。』と素敵な文章が書かれていた。世界を旅するのが大好きな私たちにとって、とても心打たれる文章だ。
  
 日本語でも書かれていたところを見ると、やはり多くの日本人がここを訪れるのだろう。日本人は、私も含め本当に世界のあちこちに行くもんだ、と今更ながら感心した。証明書をもらい、ロカ岬をぶらぶら歩き、景色と楽しみ、自分が遠くまで来たことを心ゆくまで実感しようと思った。

ロカ岬の美しい景色
ロカ岬の美しい景色
太陽に輝く岬
太陽に輝く岬

 岬のはしは、切り立った断崖絶壁が続いている。来る時のバスには、観光客は私たちしか乗っていなかったが、岬にはちらほら観光客の姿があった。車やバイクで来ている人もいるらしい。みんな思い思いに景色を楽しんでいるようだ。

真下の海を眺める
真下の海を眺める
 岬のはしのほうまで行き、海を覗いてみたかったが、かなり足がすくむ。もちろん柵などはない。手のひらと足の裏に汗をかきながら近づき、腰が引けながらもどうにかはるか下の打ちつける波の写真を撮ったりした。こんな切り立った断崖絶壁、日本では間違いなく、自殺の名所となるのではないかと思った。ポルトガルでは、そういったことはあまりないのだろうか。私の素朴な疑問であった。

 断崖絶壁のはしのほうを海づたいにぶらぶら歩いていた。海のほうを見ると、沖のほうには大きな雨雲があるらしく、遠くのほうだけ雨が降っているのがわかる。こっちはいい天気なのに、とても不思議な風景だ。雨雲はかなり遠いので、きっとこっちに来るまでにはかなり時間がかかるに違いない。私たちは散歩を続けた。すると、誰もいないと思っていた断崖のはしのほうに、一人の東洋人の男の人がいた。最初日本人だと思ったその人は、私たちの方ににこにこしながら近づいてきて、英語で話し掛けてきた。

 彼は、どうやら中国人らしく、私たちに自分の写真を撮ってくれと言ってきた。彼は私たちに「日本人か?」と聞いてきて、「そうだ」と答えると、嬉しそうに日本語を少し披露してくれた。彼は、上海出身らしく、今はポルトガルで働いているという。日本にも来たことがあるらしく、少し日本語もしゃべれるのだという。ついでに私たち2人の写真も撮ってもらい、のんきに話をしているうちに、どうやらこの辺も雲行きが怪しくなってきた。


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