食事は、バイシャ地区にあるレストランでとることにした。バイシャ地区には、たくさんのレストランがある。フィゲイラ広場からすぐ近くにある、“ジョアン・ド・グラン”というレストランに入った。このレストランは、プラタ通りとアウグスタ通りの間にある道にあった。その通りは、いくつものレストランが軒を連ねており、食事時になると、それぞれの従業員が外に出て、客引きを始めるのだ。
この日私たちがレストランに入ったのは12時くらいだったので、お店の前には客引きは全くいなかった。ポルトガル人は宵っ張りの人が多いらしく、昼は13時頃から、夜は20時過ぎからレストランが混むのだと言う。少し早すぎたかと心配しながらお店の中を覗いてみた。すると何人かの人が座ってご飯を食べているのが見えたので安心して入ったのだが、それは従業員の人たちだった。従業員の人たちがお店が始まる前に、ご飯を食べていたのだ。
お店の中に入ってからそのことに気づき、私たちがしまった、というような顔をしたら、お店の人たちは「入れ、入れ」というジェスチャーをし、私たちを暖かく迎え入れてくれた。こじんまりとしたお店で、雰囲気も良い。みんなの食事を切り上げさせてしまい、何だか申し訳なかった。
小さくなって窓側の隅っこの席についた。メニューを見たらポルトガル語で書いてあるので、何がなんだかよくわからない。ポルトガル語の本と照らし合わせながら、魚料理を探した。ポルトガルは魚介類の料理が豊富なのだ。日本人にとって馴染みのある鰯やタコもよく食べるらしく、ガイドブックにはタコ料理も沢山紹介されていた。
ここで私たちは、シーフードのスープと鰯のグリルを頼んだ。もちろんビールも。ポルトガルでは料理を頼むと、必ずパンと付け合せのバターやチーズ、パテなどが出てくる。
![]() ポルトガルビール | ![]() パンのつけ合わせ |
これらは食べなければ料金に含まれないが、食べるとその料金をとられる。今回は、せっかくなのでパンと鰯のパテを食べてみた。
![]() イワシのパテ | ![]() パテの中身 |
鰯のパテは、思ったよりもくせも塩気も強くなく、さっぱりしていておいしい。パンも日本のパンのような甘さはないが、だからこそ料理に合いとてもおいしかった。パテは、小さな小分けの入れ物に入っていて、入れ物もかわいいし、スーパーマーケットとかで売っているので、お土産にしてもいいかも。
スープは魚介類の身がいっぱい入っているものではない。魚介類を煮込んでだしがきいたスープ。

シンプルだが濃厚な味のものだった。安い割にはけっこう量もあるので、小食の人であれば付け合せのパンとこのスープだけでも十分食事になるのではないかと思った。スープ好きの私としては大満足のスープ。ポルトガルに来て初めての食事が、これだけおいしいと、これから先も期待できるかもしれない!なかなか幸先が良い。

生野菜は、オリーブオイルと塩を少々かけて食べた。このオリーブオイルも日本のものより香りも味も新鮮な爽やかな味で、とてもおいしい!!このオイルならサラダにとても合う。納得しながら食べた。これだけで日本人で小食(?)の私たちには十分な食事だった。しかも、かなりのおいしさに大満足。旅行前からポルトガル料理に期待していたが、これは期待以上かもしれない。
食後に、ポルトガルではビッカと呼ばれるエスプレッソコーヒーを頼み、くつろいだ。

これで全部で14ユーロほど。2人で2016円ほどだ。このボリュームとおいしさでこれは絶対に安い!!幸せな気分になって店を出た。
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