
機内から通路を通って空港に入ったところに、日本からの便が到着したためか、日本人専門の案内人まで立っていた。プラカードに“聞きたいことがあったら何でもどうぞ”みたいなことが書いてあったので、トランジットのカウンターのことを聞いてみた。とても綺麗な日本人とドイツ人のハーフと思われる女性(本当か?)は、にこやかに教えてくれた。外国の大きな空港に着いた時には心細くなりがちなので、このような人がいてくれると安心する。まず、この時点でミュンヘン空港のサービスの良さに感心した。
ガイドブックによると、シェンゲン条約加盟国に経由してポルトガルに入国する場合、その経由地で入国審査をし、ポルトガルではいらないという。ドイツはこのシェンゲン条約加盟国らしく、この空港で入国審査を受けた。
入国審査も無事終わり、搭乗ゲートに向かった。出発情報が出ているモニターで私たちの便を確認すると、どうやら出発ゲートが変わったらしい。さっきの日本人案内のお姉さんは、出発ゲートの変更はないと言っていたはず。ちょっと心配になったので、変更になったゲートのカウンターのお姉さんにチケットを見せて確認してみた。すると、やはり変更になっており、ここで大丈夫だと優しく答えてくれた。ほっと一安心。
ここまで来ると、この空港職員の方々の雰囲気がいいことに気づいた。国によっては、質問すると素っ気無く答えたりする場合もあるが、ここの人たちは、おおむね優しく親切に教えてくれる。外国でちょっと心細くなっている旅行者にとって、これはとても嬉しいものだ。特に語学が堪能ではない私たちにとって、とても嬉しかった。
19時30分出発の飛行機なので、まだちょっと時間がある。何と、この空港には何箇所か、無料の飲み物のサービスコーナーがあるのだ!

搭乗ゲートを探しているうちに発見し、ゲートが見つかったら椅子にゆっくり座ってお茶をすることにした。
セルフサービスで、コーヒーとお茶のティーバッグが6種類くらいある。ティーバッグには緑茶もある。私は緑茶を飲んでみた。長いフライトで疲れていた身に、温かい緑茶はとてもおいしかった。この素晴らしいサービス、成田空港にもぜひ取り入れて欲しい。
19時になり、搭乗時間になったので、入り口に近づいた。搭乗はまだ始まっていない。入り口付近には、人が沢山集まり始めていた。しかし、19時を過ぎても搭乗はいっこうに始まらない。だんだん不安になり、何度もフライトナンバーや行き先が間違っていないか、自分のチケットと搭乗ゲートの表示を確認した。どこからどう確認しても私の乗る飛行機はここでいいらしい。19時30分頃に、やっとアナウンスでどうやら遅れているらしい、ということを言っていた。
結局19時30分過にやっと搭乗が始まった。飛行機は思ったよりも大きく、両側に3席ずつある飛行機だった。私たちは通路側2席。今回のフライトは3時間である。今までの長いフライトにくらべれば、あっという間だ。
20時頃、30分遅れてミュンヘン空港を出発。出発した途端、安心したのと疲れで猛烈に眠くなってしまった。すぐに深い眠りに落ち、みーちゃんに「食事だよ」と起こされた。食事は、ドイツらしく揚げたポテトにズッキーニやトマト、チーズが入ったもの。

これが意外においしく、今まで食べた機内食の中で最高ではないかと思うものだった。帰りの機内食もぜひこれにしてほしいと思った。
食事が終わっても、リスボン到着までまだ1時間くらいある。ここまで来ると、とにかく疲れたの一言。狭い機内に長時間いることに飽き飽きしてきた。考えてみれば、朝起きた時から何時間たっているのだろう。そろそろ24時間近くになっている。機内で眠っているが、体を縮めたままで眠っているので、寝た気がしない。あ〜、一刻も早く横になりたい!年々、飛行機での長距離移動が辛くなっていく気がする。やっぱりヨーロッパに行く時はビジネスクラスやファーストクラス(贅沢すぎる?)に乗りたいものだ。次にヨーロッパに行く時は、ビジネスクラスに乗れるような身分になるぞ、と心に誓ったのであった。
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